10年前、エステスクールに力を注いでいた頃の第一期の卒業生Sさんは今ではドクターピュールボーテの大ファンである。
もともとはフェイシャルの上顧客でコンスタントに通って下さっていたのだけれど、務めていた会社が嫌になり、退職する決意をされていた。
何か自立して起業したいと漠然とした夢はあったものの、いざ自分に何が出来るのか?っと考えていた時に私のホームページからフェイシャルの予約を取ろうとした時に「スクール生募集」の項目を見て、即刻、申込みをされた。
フェイシャルを受ける経験はあっても、するのは初めての体験で、ここだけの話、それはそれは不器用な生徒だった(笑)
頭のキレが素晴らしく座学はなんてことなく覚えるのが早いのに、実技になると何度教えても、手が覚えてくれず、イラっときたこともあった。
半年間、すったもんだの挙句の果て、やっと卒業する事が出来て、これから私も彼女の起業に全力を挙げて応援していく覚悟は決めていた。
その矢先だった・・・「ご懐妊!!!」
彼女は結婚して数年経っているのに子供が出来にくい体質らしくて一年程前から不妊治療を受けていた。もう子供を授かることを諦めて仕事一筋で生きていこうと決意していた矢先の、まさかの出来事だった。
エステの仕事は周りが見ているほど甘い仕事ではない。エステの経験豊富な顧客は技術の上手いサロンに流れて行くだろうし、技術が上手いのは当たり前でサロン経営者の人柄も大切な要素となる。
最も大切な集客の手段も考えねばならないし、やる事はゴマンとある。
一旦修得した技術も切磋琢磨するために何人もの人をこなさないと自分のものにはならない。
Sさんも親戚の女性全ての方をモデルにし、日々レッスンをしていた矢先の妊娠だった。私は仕事はいつからでも出来る。子供は今しか作れないからと喜んでお祝いをした。子育てがある程度、余裕が出来た時から又、勉強し直してエステの起業を始めればいいのだし、その時は又、一から教えるよ~っと言ったら、涙ぐんでたSさん。
それから定期的に化粧品を買いにきたり、たまにフェイシャルを受けてに来ていたSさんだが、今年の春、子供の身の回りの除菌、消臭の為にスーパーゼロックスを購入された。その時にSさんも子供も「あせも」が出来やすい肌質なので、その部分に直接しゅっしゅするように伝えておいた。
長くなるので続きは明日