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化粧品の歴史Ⅱ

化粧品の歴史Ⅱ

昨日、ブログを書いた「不良化粧品一覧」の本の中で腹を抱えて笑った部分があった。

当時、日本化粧品工業連合会の広報委員長である細田文一郎。この方は歯に衣着せずにものを言うので失言が多く、当時も色々な問題発言があったらしい。

ある時、主婦が対象の化粧品懇親会で、化粧品の効能について「肌荒れの予防というより、道路がほこりっぽいときには、水をまけばほこりがたたなくなるのと同じ」といい「皮膚の栄養にはなりません。栄養クリームというのは、昔アメリカでナリシングクリームという表現があったのを真似たもの。アメリカでは今、モイスチュアリング(水分を与える)クリームとかナイトクリームという表現しか許されない。こういうことになった時、主婦連なんかと相談したら、使い慣れてるからこのままでいいとの事でした」

「ほこりに水をまくようなもの」といった舌の根も乾かぬうちに、この細田はNHKの「暮らしの経済」に出て「3時間もすれば汚れが入るので、こまめに洗い直し、また新しいものをつけてもらう。朝つけて夕方までというのでは雑巾を塗りつけているようなものです」と3時間ごとの化粧をすすめていたのに大笑い!!

日本中の女性がこのやり方で化粧品を使えば消費量が激増し、業者は笑いがとまらないだろう。使う方は皮膚の老化をいっきょに早めてしまうだろうに。

朝つけて夜まで放ったらかしの人は雑巾を顔に塗りつけているのと同じだって。

私も今度、お客様に言ってみようかな~~(^◇^)