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常識、非常識Ⅱ

常識、非常識Ⅱ

知り合いのおばあさんは98歳で亡くなられたけれど、直前まで元気で働いていたそうだ。日中も夜も出来る範囲で何かしら体を動かす人だった。

そんなおばあさんは野菜が嫌いで殆ど食べなかった。好物は炭水化物の餅、ご飯の類いで、特に茶粥が好きで、ご飯をおかずに茶粥を食べるような食生活だったらしい。

おまけに肉の脂身も大好きで食べていた。これも現在言われている健康情報の真逆の食生活である。

野菜は不足しているし、栄養も極端に偏っている。なのに98歳まで元気で病気知らずで暮らせたのだ。

こういう話を聞くと、ちまたの「これが肌や体に良い」といった数々の美容、健康情報って、いったい何なんだろうと思う。

正反対のことをやっても、お二人のように問題がない人がいる。

また情報に従って酒もたばこものまず、体に良いと言われる事柄を積極的に実践しても長寿につながらない人も多い。

いったいどうしてそうなるのかと私なりに考えてみたが、ご長寿さんは何をやっても寿命には関係なく、もともと長寿につながるDNAを持っているのではないだろうか?

また雑多な情報に惑わされず、堂々と自信を持って我が道を行ったのも精神衛生上よかったのかもしれない。

ともかくご長寿さんは努力してなれるものではなく、選ばれた人達に違いないと私は結論を出したのである。