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石鹸

石鹸

20代の子育て真っ最中の頃、ある日、突然の全身かゆいかゆい病になった。

経験した人ならわかるだろうけれど「かゆみ」はとてつもないストレスだ。

皮膚科を受診し薬を塗っても飲んでも効かず、また別の皮膚科を受診するという日々。

ここ桂近辺の皮膚科は全て受診して、もうここが最後だと思って受診した病院の医師がひとこと。「石鹸をやめなさい」・・・・「えっ?石鹸を??」

「石鹸はクレンジングや洗顔フォームと同じ一次刺激性物質で、成分が肌に残留しやすいため、洗顔フォーム以上に刺激になることがあります」

その日から石鹸の使用をやめたら、あれほど全身が痒く、辛かった症状が翌日からピタッと止まった。

そしてその頃から私は一切石鹸を使っていない。

肌には自浄作用といって自ら浄化する働きを持ち合わせている。それが石鹸を使うことで退化すると医師は言っていた。

30代の頃、東京で「スイス式アカスリ」の研修会があり参加者10名で2人一組になり相モデルでレッスンを受けた。

殆どの人が山盛りのアカが出たのに、全くアカが出なかったのは私1人。

今、コロナ騒動で手指消毒がうるさく言われているけれど、肌の自浄作用はどんどん失われ菌だらけの手になるのではと心配している自分がいる。