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子供と言う名の宇宙人

子供と言う名の宇宙人

サロンが入っている、このビルは進学塾だらけ。桂駅周辺のビルは飲食店が少なく、何故か、右を向いても左を向いても塾だらけ。

昨日、一階に新規の、お客様が来店されるのに場所がわからなければ・・・と思い、お迎えに降りて、待っていた時のこと。

恐らく、有名私立中学校に合格した男の子であろう二人が母親の迎えを待っていたのだろうと思う。その時の会話に私は度肝を抜かれてしまった。

その二人の男の子は、まだ声変わりもしてないというのに、将来の計画について話していた。

「きみは、長男だから、家と土地はもらえるんでしょ?」
「まあね」

「いいなぁ、僕は、お兄ちゃんがいるから、家や土地はあっちに行って、自分で不動産を買わないと駄目みたい」

「それじゃ、余程、いい会社に務めないと買えないぞ」

「そうなんや、やっぱり年収が良くないとな。それじゃなかったら株で儲けるとかさ」

などなど、延々と会話は続き、一生務めて退職金は幾らだとか、奥さんの親にも助けてもらわねばとか、言っていた。

人生設計など、まるでなく、その日暮らしの行き当たりばったりで過ごし、これからもそうしょうと思っている私は思わず、「ひぇーーーーーー!」

彼らは、人生設計の第一歩として有名私立中学校を目指す。親にすれば成績の良い自慢の息子なんだろうけれど、私から見れば「子供」とは呼べない。

不可思議な宇宙人のような生き物としか思えない|д゚)