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すき焼き1

すき焼き1

何年も前から利用しているFacebookは過去の、この日と称して、ご丁寧に当時の投稿を教えてくれる。

3年前、すき焼きの投稿をアップしていた。それを見て、あ~あ、私は、全く進化していないことに気付いた。

確か、京都の友人、関東の友人、福岡出身の友人と私含めて4人で「今夜は、すき焼きを食べ乍ら一杯やろう」っと言う話だったと思う。

どういう話の流れで、そうなったのかは記憶にないが、私が料理を担当するハメになってしまっていた。

「よっしゃ、すき焼き位、おやすいもんだ!!」と豪語したものの、ある問題が・・・。私の母は、すき焼きを作る時には「わりした」を作っていた。いわゆる関東風である。ところが福岡出身の友人は「うちは肉に砂糖を直接かける」と言いだし、そればかりか「東京の人間はダサいから、わりしたなんか使うんだ」と笑い始めた( ;∀;)

こんな奴の前で「わりした」を使って失敗したりしたら、一生の笑い者にされるのが目に見えている。

そこで私は関西風の、すき焼きを作るべく、レシピを何度も読み返した。

ところが、何度読み返しても頭の中に入って来ない。そうこうしてる間に夕方になってしまい、又、本を読み返していると「あ、まだ見てる」と笑われることの繰り返し。本によると、材料は牛肉、糸こんにゃく、ネギ、焼き麩、焼き豆腐、それにマッタケだったけれど、マッタケは季節じゃないので外し、焼き麩は友人が嫌いだと言うので外した。その代わり、椎茸、エノキは大判振る舞い。

しかし、この、すき焼きには春菊が入っていない。

「これって変だよね?」と言ったら、福岡出身の友人が「何言ってるの!!春菊なんてダサいもの入れないよ!」と言い、「えーーっ、うちのには入ってたよ」っと京都の友人が助け舟を出してくれたが、「すき焼きに春菊を入れると味が、くどくなりすぎて駄目!!」っと却下された。

つづく