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宿題

宿題

今年も、そろそろ夏休みという季節がやってきた。

私が夏休みと言う言葉を耳にして一番思い出すのは小学校の低学年の時の宿題。

今はどうなのか知らないけれど、私の子供の頃は、宿題は毎日コツコツとやるのが当たり前と言われていた。

「毎朝定時に起きて、朝顔の観察をし、午前中の涼しい時間に宿題をキチンとやり、午後は学校のプールに言って帰りは道草をしないで、まっすく家に帰る。

そしてお昼寝をちょっとした後、お母さんのお手伝いをしてテレビなども、ほどほどに切り上げて夜更かししないで定時に寝る」・・・という暮らしをするよう担任の先生から言われていた。宿題も2,3日で一気にやってはいけない。

毎日2ページずつやるのが良いと言われていた。反抗的だった私が、その通りにやらなかったのは当たり前。嫌な事は先に先に延ばそうという性格だから、8月29日になってから、たまりにたまった宿題をした。

出来ない分はそのまま白紙で提出し、絵日記も他のところは、まとめて描けるけれど、天気は覚えてないので空欄のまんま。こんなやり方が先生にバレないはずが無い。新学期が始まると私は必ず先生に呼び出され、叱られて厳しく減点された。

ところが、最近では、かつての私のような、ずぼらな子供達の為に夏休み中の天気を後で教えてくれるところがあると聞いた。大人が子供の為にそこまで面倒をみてやる必要があるのか、とても疑問に思う。自分がサボったのだから、先生に怒られるのは当然なのに、後で教えてくれるからいいやと、言う、根性が情けない。

ずぼら人間はさぼったら、それなりにリスクを負わなければいけないのだ。

先生に叱られたくないがために、すぐ他人に頼るなんて、ズボラ人間の風上にもおけな奴だと同じ性格の私は腹が立ってくるのだった。