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クリスマスカタログ

クリスマスカタログ

今年も一年を振り返るような時期になってきた。

昨日、サロンに、綺麗なクリスマスのプレゼント用のカタログが送られてきた。

普段はカタログの類が届くと、見ずに捨てているのに、何となく手にとってしまった。そのカタログは、かゆい所に手が届くというか、プレゼントをする対象は人間だけではなく、犬も含まれていた。

犬がつけるアクセサリー、と言っても首輪なのだが、それが399000円!

トルコ石がびっしり埋められたところに、イエローゴールドのダイヤ柄がとんでいるデザインで人間でも日常的にこの値段の首輪をしている人は、そういない。

可愛いトイプーがしているのは、ホワイトゴールドにダイヤモンドがちりばめてある骨の形のチャームで、お値段315000円、お金持ちが「まーーー、これ、うちのマリンちゃんにピッタリ!買ってあげましょう」なんて飼い犬にプレゼントするのだろう。

あぁ、犬が羨ましいとページをめくると、いくつもの宝石が嵌められた洒落たペンダントが目についた。「あら、これ、いいなぁ」値段を見たら、7087500円であった。「70」は商品番号か間違いで87500円ではないかと何度も調べたが間違いなかった。

1万円、2万円と言った値段のものもあるけれど、高い物はとてつもなく高いものが並べられていて「はーー」「ほーー」と驚嘆しながら見入ってしまった。

クリスタルとプラチナの花瓶が470万円、パールチョーカーが千1013万2千円、日本に一点しかないという紳士時計が470万円・・・。

 

この中で何よりも一番ビックリしたのは月旅行1億ドルだった。日本円で120億円!!!「120億~!!」もうこうなったら笑うしかない。

プレゼント品のあまりの金額の凄さを見て、私は毎月の使いもしないシステムの借金の返済なんか、屁でもないと言う感覚になってきた。

豪華なアクセサリーや月旅行が「あんたの悩みなんか、ちっちゃいよ」っと教えてくれた気がする。どうしてこのカタログが私に送られてきたのか理解に苦しむのであるが、取りあえず笑いをもたらしてくれて感謝したのであった。