意外と知られていない「香害」

無添加石鹸の製造販売メーカーのシャボン玉石鹸（福岡県）では２０代～６０代の男女５９８人を対象に香付き洗濯洗剤に関する調査を実施し、５９１人から回答を得た。その調査結果は・・・・

 

「他人のにおい（香水やシャンプー、柔軟剤など）で不快に感じた事があるか？」

・・・この質問には79％が「ある」と回答

「人工的な香りをかいで頭痛、めまい、吐き気など体調不良を起こした事があるか？」

・・・・この質問には51％が「ある」と回答

「香害と呼ばれることを知っているか？」の問いには61％が「知らない」

 

香害の悩みを訴えている人は化学物質過敏症（ＣＳ）と判断されるらしい。

この悩みの元は殆どが柔軟剤や抗菌剤、香料。

私の知り合いにもマンションで隣のベランダに干してある洗濯物から柔軟剤の香りがしてきて気分が悪くなるので窓も開けられないと言う。

又、柔軟剤を使った人と密室に居ると、咳き込んだり、気分が悪くなるから電車にも乗れない人もいるほど。

 

抗菌が大流行で、バイキンが嫌われているけれど、例えば、肌の表面には

常在菌という良い子の菌がいるからこそ、肌のバリアの役目を果たしている。

ニキビ用の洗顔フォームなどで、この常在菌すら殺してしまうと肌は抵抗力が無くなり、少しの刺激ですら反応する敏感肌になってしまう。

菌を悪者扱いにするのでは無く、むしろ仲良く共存共栄出来れば、こんな害も減るだろうと思う。

どうかメーカーよ。香りの無い、人と肌に優しい物を作って欲しいと切に願う。