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本物、偽物

本物、偽物

ブランド品に憧れた事は無いけれど、30代から40代の頃、海外旅行に行くと必ずブランド品の偽物を堂々と売っている店があった。

日本人観光客に人気があるらしく、相当賑わっていたような記憶がある。

確かに、良い物は良い。グッチやエルメスのバッグ、シャネルのスーツ、プラダの財布、フェラガモの靴。

フェラガモで思い出した・・・30代の頃、家にゴールデンを飼っていて、香港から帰って来た翌日、買って来た、フェラガモの靴を履こうと玄関に置いておいた。出掛ける直前に、お腹が痛くなり、トイレに駆け込んだ。

スッキリ爽やかな気分で出かけようと思ったら・・・玄関先でゴールデンが何やら、口に咥え、ブルンブルン自慢気に振り回している。

げっーーーーーーーー!!!フェラガモの靴を!!振り回しているーーーー!!

こらーーーー!!っと怒ったものの、時すでに遅し・・・・当時何万円もしたフェラガモの靴は見事に噛みあとがつき、履けたものでは無かった( ;∀;)

犬にブランド品の良さがわかるわけじゃなし、怒っても仕方がないし、むしろ笑いが込み上げて来たのを今でも覚えている。

お土産に貰った、グッチの財布にも当時の飼い猫に、オシッコをかけられ、超臭いので捨ててしまった。

今では規制が厳しくなっているので日本への持ち込みは相当な覚悟が必要だけれど当時はユル規制だったので幾らでも持ち帰りが出来た。

我が娘は今でもブランド志向。

先日も、おニューのジーンズを3本も持って来て「これ、要らんし、履いて~」

「なんでーー??新品なのに、何で?」と聞いたら、「私はブランド品が好きやねん、これネットで買ったし、ブランド品違うし、あげる」

幸いにも下半身のサイズは同じなので私としては超嬉しかったけれど、貧乏人の癖にブランド志向とは、困った奴だと、つくづく思ってしまった。

有名ブランドの本物、偽物は見る人が見れば簡単に判断は出来る。

でも、流行りの美容機器の本物、偽物はどうやって判断するのだろう??

つづく