記事詳細

偽物、本物2

偽物、本物2

先日、友人が近くの理容院・・・散髪屋とも言うが、巧いと言う口コミの多い所に行って来た。サロンの近所には駅前という立地もあり、美容室やら理髪店は数知れず競合している。以前も安い!早い!と看板に書いてある理髪店に行って来たら、「カボチャカット」で、思わず吹き出した事もあった。

今度の所はどうなんだろう??っと心配していたら友人からメールが・・。

「ここさぁ、エステしてるよ」・・・「はぁ?一体どんな内容?」と返したら

「吸引、パックと書いてある」・・・・「えーーー!!それ石器時代のエステやん!!」

エステティックと言うのは本来、髪の毛以外の美容を指すのだけれど、エステという言葉の捉え方は、大体、顔や体を触るという大まかな意味で捉えている人が多い。

吸引と言うのはシュポッシュポッっと機器を使い毛穴を吸引するのだけれど、こんな事をしても毛穴が拡がるだけ。何となく、毛穴の汚れが取れたような気がするだけで、又、汚れが溜まりやすくなる。そんな内容を今だに、「エステ」と称してメニューに謳っていること、事態が石器時代(笑)

今のビルに10年前、テナントとして入りたくて打診した時も大家さんが、「エステは怪しい」と言う概念を根深く持っている年配の方で、本当に往生した。

と言うのも当時は「韓国エステ」が大流行。行った事は無いけれど、噂によると

ベッドに寝かされてホットタオルをバンバンと体中に置かれ、美人(かどうか?は知らないけれど)が足で全身を踏みまくるのだそう。それを喜んで受ける男も男だけれど、それを生業としている業者がいるというのも、とても不思議。

そんな怪しげな店が、あちこちに出来ていて、「エステは怪しい」と言う現役で仕事をしている私達までもが怪しげな目で見られた時があった。

男性を足で踏みつけるだけで料金が取れるのなら、こんな楽な商売は無い。

実際、私が以前に勤務していた会社を辞めて歓送迎会に参加した時も上司から

「エステって、あのエステをするの?あれは良いよ~儲かるで~」っと言われ、違うとも反論せずにいたけれど、きっと、あの上司は今でも私が韓国エステをしてると思っているんだろうな(笑)

つづく