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サンプルと現物

サンプルと現物

子供の頃から今に至るまで、どうしても治せない癖がある。

それは・・・食べ物のサンプルを触りたくなる癖。

ショッピングモールや繁華街でガラス内ではなく、むき出しに出てる食べ物のサンプルを見ると、もう駄目・・・無償に触りたくなり、ナデナデしちゃう癖。

子供の頃、外で食事をした時に、いつも悲しい思いをさせられたのは、サンプルと現物の違いだった。サンプルの色とりどりの華やかさに誘惑されて注文しても運ばれてきた物の多くはサンプルとは違い、豪華じゃないものが多かった。

チャーハンの上に山ほどのっているはずの、エビや炒り卵やグリーンピースが全く姿形も無かったり・・・。

先日、昼ごはんを買いに近くのスーパーへ。

子供の時に持たされたお弁当の色合いが、ご飯の白、卵焼きの黄色、煮物の茶の3色セットだったので未だに、色々な色合いの綺麗な、お弁当を見ると興奮してくる。あれこれ迷った末に、幕の内弁当を選んだ。決め手は2個の焼いたホタテと2本のウインナーの存在。500円という安さで、それぞれ2個づつと言う

リッチな弁当。

早速、帰って割りばしでウインナーをつまんだ時・・愕然としてしまった( ;∀;)

このウインナー、一本を巧みな包丁さばきにより、薄皮一枚残して半分に開いてあり、さも2本あるかのようにご飯の上に伏せてあったのだ~!!

慌ててホタテを調べると同じ様に一個が見事に二つにさばいてあった。

その時の私の落胆のしようったら・・・・”(-“”-)”

こんなことなら隣にあった、焼き鯖弁当にすれば良かった・・・・買う時の興奮度が高かったので落ち込みも激しい。

こういう小細工を何で見抜けなかったのかと悔しい思いと共に、いい年をして、こんな事で悲しむなんて、みっともないと思いながらも、やっぱり悔しい。

こんな時、子供の頃にサンプルに騙された事を思い出し、食べ物に関しては自分は全く成長してないと言う事を改めて実感した日であった( ;∀;)