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すき焼き2

すき焼き2

さてさて、すき焼きを友人達にふるまう準備の為に近くのスーパーに買い出しに。

特別セールで100g88円と値がついていた牛肉にはビックリしたものの、余りの安さにビビッて100g380円のにしておいた。

友人達は「野菜も肉も旨そうだ~」っと買った食材を見乍ら言っていたけれど、福岡の友人が「だいたい、すき焼きに失敗なんか、あり得ないからさ」っと相変わらず、憎まれ口をたたく。

しかし、あり得ない失敗をしてしまうのが私の凄いところ。料理って、幾つのもの落とし穴があり、かつての経験から、痛いほど知っている私は、内心、ヒヤヒヤしていた。そもそも、何で私が女4人も居るのに料理を作らねばならないのか・・・上手でセンスがある人が作れば良いのに・・・

そして台所に立つと嫌な予感が・・・。

自分一人なら失敗しようが、どうでも良いけれど、人さまに食べさせるのに失敗はあり得ないと言う恐怖心がムクムクともたげてきて、もう一度、本を読み返した。「下ごしらえは、何も無かったっけ??」

見ると「糸こんにゃくは下ゆでをして食べやすく切る」と書いてある。慌てて、お湯をわかし、ゆでた。友人達は衛星放送を呑気に見ており、私が、まさか慌てていることなぞ、知るよしもない。

 

さて、いざ、鍋が熱くなるのを待ち、牛脂を放り込み、ネギを炒める。香が出たところで牛肉を入れて、福岡式に砂糖をふりかける。こんな事をやった事ないので、量が検討もつかない。適当に入れて、昆布だし、酒、醤油を入れる。

そして後は他の材料を入れて火が通るのを待つだけ。

出来上がってホッとしたのも束の間、誰かが「卵は?」

私は、すき焼きを食べるのに卵で食べるのが嫌いなので頭に全く卵の事は無かった・・・・|д゚)

かくして全員が卵抜きの、すき焼きをシブシブ食べさせられ、おまけに、最後の〆に今日の写真のUFOを入れようと言う結論に。

同じ「すき焼き」の味だからと安易な考えに走った私達は、食べ始めた途端、全員が「おぇ~!!!」

この世の食べ物とは思えない、醤油でもない、ソースでもない、経験した事が無い味で、あまりの不味さに、誰も箸をつけることなく、捨て去られた( ;∀;)

この時の経験で、今後、すき焼きを作る事があるなら、もう「すき焼きのタレ」を購入する決意を新たにした。無難路線が、一番、安全なのだ。もう冒険はしないと心に決めた。