友達と話していると、女性に共通の体質というのがある。女性はだいたい便秘体質である。「何日も出ない」という話は山のように聞くが、その反対は殆どない。大酒を飲んで、腹具合が悪いという話はあるけれど、「もう出ちゃって、出ちゃって大変なのよ」という女性は皆無といってもいいくらいなのである。
しかし男性はその逆が多いようだ。男性は便秘で辛いタイプよりも下痢で苦労するタイプが多いのである。
仕事で旅行に行ったメンバーのなかに、複雑な体質の男がいた。旅行中、かれは段々無口になっていった。「具合でも悪いの」と聞くと「悪いような悪くないような・・・ま、いつもこんなもんなんですけどね」とわけのわからないことを言う。それを横で聞いていた同じ会社のAさんという女性が「また、はじまったのね」と言ってにたっと笑った。すると彼は「やめてくれ、やめてくれ」と言いながら真顔で後ずさりしていった。普通は出ないタイプか出るタイプか、二つに分けれらるが彼の場合はそれが複雑にからみあっているらしい。
彼は旅先に来てから、ずーっと便秘であった。彼の場合は便秘が続いたあと、何かのきっかけで、突然、括約筋がゆるみ、30秒ももたなくなる。そのきっかけというのがミルクであったり、食べ物であったりするのだが、人の言葉にも反応してしまう。「そろそろ、したくなるんじゃないの」と言われると、時によっては我慢出来ない位の便意を催す。それゆえ、「世界一、括約筋の弱い男」との異名をとっているというのだ。
「実は後ろの方だけではなく、前の方もゆるいみたいなんです」
そう言って彼は外国で起こった、悲劇を話してくれたのであった。
つづく