日本では豊胸手術を受ける人がいるのに、アメリカでは逆なことが多いという話を「ぺちゃんこだ」と悩んでいる友には、この話をして慰めることにしている。

彼女が悩んだ原因は私達がよってたかって「畳に画びょう」とか「関東平野に石ふたつ」とか、「あ～ら、体の前に背中がついている」などと言ってイジメたからである。

いじめられた方も「ふん」と一応、無視したものの、朝晩、乳房が豊かになる体操をしているという話を聞いた時、「私達は何て、ひどいことをしたんだろう」と反省した。

しかし、その後、彼女は得体の知れない、透明なじょうごがくっついていて、それをあてがって乳房を大きくする器械を隠し持ってたことが判明した。

新しいいじめネタを手に入れた私達は、反省したことなどコロッと忘れ、また、「おーーい、せんたく板に干しぶどう」と大声で呼んだりしていた。

ところが彼女も負けてはいない。

「歳をとったって、垂れないからいいんだよ」などと言って反撃してきた。

それから十何年ほどたつが、彼女だけ垂れなかったかというとそうではない。

ぺちゃんこは、ぺちゃんこなりに、てろんと垂れたのである。

私は巨乳ギャルの十年後が楽しみでならない。