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マスク

マスク

春は花粉症でマスクをする人が多い。

秋冬も今はインフルエンザが夏の終わりや秋口にはやったりするので、予防のためにマスクをしている人が多いのだろうと思っていた。

しかし最近は汗をかく真夏でもマスクをしている。

マスク女子を多く見かけた。クーラーが効いているので喉を守っているのかなと見ていたのだが、友達が「あれは予防でも体調が悪いわけでもないのよ。自分を可愛らしく見せるためにマスクをしているんだって」と教えてくれた。

かわいらしく見せるためって、一体どういうことのなかと、よく聞いてみたら、若い女性は「顔の下半分を隠すとかわいくなる」と考えているそうなのだ。

確かに顔というのは全体の印象だから、目鼻立ちだけではなく、口元の印象も大きい。

今は化粧品の効果や、女性たちの化粧技術の向上によって「あなた、どなたですか?」と言いたくなるくらい、素顔と化粧をした顔が変わる人も多い。

顔の上半分は自分のお小遣いで変える化粧品や、つけまつげ、まぶたを二重にするテープ、カラーコンタクトのような道具で、瞳の色も目の大きさも、いくらでも修整が可能だが、下半分を修整するのは自力ではとても難しい。

口紅の色を変えて、印象を変えることはできるが、歯並びや骨格までは、とうてい無理だ。

自分の歯並びが気になったら、歯列矯正が必要だろうし、骨格を削りたいと言う人は美容関係の手術も必要になるだろう。

簡単には手は出せないということで女子たちは顔の上半分を重点的に修正して美しく整え、殆ど修整不可能な下半分はマスクで覆い隠すという術を駆使してるというわけなのだった。

つづく