殆ど修正不可能な顔の下半分をマスクで覆い隠すという術を駆使しているマスク女子が増えている。

そういったマスク女子を見て、私は美人だと感じた覚えがない。

とにかく、まずマスクに目がいってしまい、「健康」の方に意識がいき、「美」の方には考えが及ばない。

顔面の「美」というのは、やはり全体のバランスだから、上半分、下半分には分けられない。

「そうなのよ、マスクしたって大して変わるわけないのよ。だいたい、ずーっとつけ続けているわけじゃないんだもの」友達も同意してくれた。

マスク女子たちは友達とお茶を飲み、食事をするだろう。

彼氏とデートもするだろう。

飲食の時は友達、彼氏の前でマスクを取るのではないだろうか。となると、きれい、かわいいと思ってもらいたいのは、親しい人ではなく、不特定多数の人達に対して、ということなのだろうか？

私は若い頃、世の中の多くの人はどうでもいいけど、好きな男性だけには良い印象を持ってもらいたいと思っていた。

しかしマスク女子はそうではないらしい。

彼女たちの複雑な思いは、おばちゃんの私には理解できないのだった。

ちなみに私がいつもマスクをしているのはスッピン隠しとＵＶケアの為だ。

はいはい、マスクＢＢＡと言いたいのね～(＾◇＾)