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喪服

喪服

知り合いの方のお葬式に参列するために喪服を着なければならなくなった。

奥の方にしまい込んであった喪服・・・何年前に買ったのかも覚えてないというしろもの。

久しぶりに試着してみたら、ジャケットはまだしも、体に沿ったラインのワンピースが問題だった。

上半身はともかく、下半身がぱっつんぱっつんで、お辞儀すらままならない。

くしゃみをした途端に脇の縫い目がビリッと裂けるのは間違いない状態になっていた。腰から太もものあたりの脇の縫い目を触ってみても、もう、一ミリたりとも余裕がない。薄手のウールなのに、これまたニットみたいにピッタリ張り付いて体型があらわになっている。

必死に腹を引っ込めてみても限界があり、「ここに下腹あり」と存在感を強調しているのだった。

慌てて、体重を測ってみたら、昨年より、ちょっと痩せている。そのかわり、体脂肪がぐーーんと増加していて明らかに筋肉が落ちて脂肪が増加し、体がゆるみきっているのが判明。

で、この喪服、全体的にきついのなら、まだわかるが、肩周り、ウエストラインはゆるい。

「あ~あ、肩のあたりはこんなにゆるみがあるのになぁ」

嘆きつつ、ついバンザイをしてみたら、手を上げた時にずりあがったスカート部分が手を下ろしても下腹が防波堤になってストンと下りず、ウエスト部分にたまって、ワンピースの丈が短くなった。

ウエスト周りでは蛇腹状に布地がクシャクシャになっている。

葬式でバンザイをする習慣がなくて本当に良かった( ;∀;)