記事詳細

整形2

整形2

例えば、ショッピングの女王、中村うさぎさんのように、自分の整形について

自発的に知らしめているのなら、まだわかる。

好き嫌いは別にして堂々としていて潔いではないか?しかし、デビュー後、何年もたって、整形した彼女達は、何もしていないような顔をして実は、顔を、いじっている。でも皆には、バレバレである。

面と向かって、「変わりましたね」と言われるより「あらーー、あの人、顔いじったみたい」と陰で言われる方が、ずっと恥ずかしい。なのに彼女達は、デビューして皆に知られた顔を後で微調整し、陰でコソコソと噂される方を選んだのである。

写真週刊誌などで、タレントの過去の学生時代の全く違う顔がバラされることもあったが、それを見ても「いや~整形までしてデビューして」と感じたことはない。そりゃあ、そうだろうなぁと何となく納得してしまった。

商品だから「これぞ、とっておき」という最も良い状態にして売り出すのは当然だと思う。となると途中で顔をいじるのは、バージョンアップということになるのだろうか?

しかし顔というのはタレントにとって、最も重要な部分であるから、それを変えるというのが、わからない。

「みんな、あなたの顔知ってますよ。いじったのも全部バレるのに、そんな中で顔をさらして仕事をしていけるんですか?」と言いたくなってしまう。

まぁ、そういう状況でも平気で仕事をしていけるから、平気で整形もするのだろうが、私にとっては、ものすごーーく勇気のある人なのだ。

どうして彼女達はデビュー後に整形するのか?大体、顔をいじるのは、どの番組でも手軽に使われているようなタレントばかりだ。

薄利多売といった雰囲気が漂っている。別にそれはそれで、彼女達の芸能界でのポジションとしていいのではないかと思う。沢山の番組に出ているから、それなりに名前を知られているけれど、見ている側とは違い、本人達には色々な思いがあるのかもしれない。芸能界に入るのに「自分はお手軽に使われる、番組のレポーターになるわ」と言う女の子は居ないだろう。

皆、それなりの女優や歌手になりたいのだ。それがまぁ、色々な理由で薄利多売になってしまうのであるが、最初は、がむしゃらに仕事をしていても、ふと、むなしくなってきた。このまま、ずっとこのような状態でいいのだろうか?

何年かやっていて壁にぶち当たるのは、どんな仕事でも同じだ。

そこでどうするか?会社員であれば転職などが出来るだろうが、芸能界に一旦はいると、そこから転職する人は少ない。男性の場合は早々に見限って転職する人もいるが、女性の場合は結婚して引退する以外は、転職組は少数に思われる。

一旦テレビから姿を消すのは休養であったり、本当は何をしているのかわからないけれど、海外留学というのも居た。気の毒なのは彼女達が休養しても、海外留学をしても見ていて何の不都合もないことだった。

「やっぱりあの人がいなくては駄目ね」とはいかない。

「そう言えば、この頃見ないわね」と言われる人はまだマシだ。姿を消したことすら気づかれない人は山のようにいる。それでも彼女達は、どんな事であっても注目されて芸能界で生き残って行きたいのだ。

つづく