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朝食

朝食

私の朝ごはんは、食欲が無いので、バナナと牛乳のみ。

先日、実家に届け物があったので朝早く、出掛けて行った。

丁度、長男と義姉が朝食をとっている時で、テーブルの上に並べられた、その量の多さに度肝を抜かれてしまった。

ピンピンのテーブルマットをまず敷き、コーヒーを沸かす。大皿にハム、スモークタン、生ハムとチーズ何種か、そして生野菜3色とりそろえ、玉子、目玉焼き、オムレツか何か、それだけでテーブルが一杯で私は見ただけで、満腹になってしまった。

いつだったかアメリカに行った時、ホテルのオムレツにビックリ仰天した事があった。大皿からオムレツがベロンと垂れていた。玉子6個分が一人前だそうだ。「あ、アメリカ人は野蛮人」なのだとしみじみ思ってしまった。横でベジタリアンらしい女性がサラダだけ食べていた。そのボールがうちの洗い桶の4分の3くらいの大きさで、馬のように食うというが、馬だって、食う時は上のアゴと下のアゴをよじりながら、ゆっくり食う。その女性はゴミ箱に放り込むように食っていた。いくら野菜でもその量食ったら太るで~っと言いたかった。草だけ食う牛だって霜降り肉になるではないか??

義姉は、その朝食をペロリと食べながら、お昼を何にしようかと相談している。

「わたしんちのエンゲル係数凄いよ。いつ死ぬかわからないから、いいよね」

「いいんじゃないの」と熱意のない返事をするが内心「食い過ぎだよ」と思っている。

いつか若い女の子がマスカラをべったり塗っていたので「ヒジキみたいなまつ毛だね」と言ったら「ヒジキって何ですか?」と聞かれ、たまたま、昼食の弁当に入っていたヒジキの煮物を見せてあげたら「いや~ん、こわい」と言った。

「食べたことないの?」「なーーい、虫みたい」

又、ある時、人参の白あえを出したら、「なーーに、これ、気持ち悪ーい」

「あなたさぁ、朝ごはん、何食べてるの?」「カステラと、お紅茶」

「それだけ?それだけ?ずっと?」

おぉ、日本人の体はどうなるのだ!ブランド物に目がないくせに、そんな蚊とんぼみたいなひょろけた体で子供作れるのだろうか??