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男と女

男と女

男性は初対面の男性に会った場合、姿を見た瞬間に「こいつには勝った」と言うセンサーが無意識に働くらしい・・・・と知人の女性が教えてくれた。

例えば、中肉中背で頭髪の量もごく普通の男性が、会った相手の毛が薄かったら、それだけで「勝った」となる。お腹が出ていたり、背が低かったりしてもそうだろうし、学歴が下であっても優越感に浸るだろう。でも、「俺より下」と位置づけられた男性の方も「こいつ、俺よりも鼻の穴が拡がっている」「仕事の段取りが悪い奴」と見下していたりする。

表だっては、にこやかに接しているけれど、実は腹の中で双方「勝った」と思っているらしい。

時々、中年男性で見かけは中の中くらいなのに、如何に自分が女性にモテるのかを自慢する人がいる。しかも「今」では無くて、中学生の頃の話。

それに対して、女性は相手に対して自分よりも優れたところ、素敵なところを見るような気がする。時々、初対面で頭のてっぺんから、つま先までチェックする人は論外として。

が、男性は相手の良いところよりも欠点をチェックしがちだと思えてならない。

確かにオスは生物学的に言って自分の方が強くなければ、やられてしまうので、ほんのちょっとでもプラスの部分を見つけて「勝った」と小躍りする。

ニホンザルでもないのだから、スーツ姿で初対面の相手にマウンティングするわけにはいかないので、精神的マウンティングをするのだろう。

先日、テレビを見ていたら、恐妻と言われている女性が夫の操縦法を聞かれた時、「とにかく男というものは、どんな男でも褒めて褒めて褒めちぎるのよ。そうすれば、ちゃんと働くから」と言っていた。

「なるほどな」っと思ったけれど、私には到底、こんな芸当は出来ない。

褒める理由があれば、ちゃんと褒めるけれど、理由も無いのに何でもかんでも褒めちぎるなんて出来ない。私の周りには褒めるとすぐ、つけあがり、調子に乗る男が多い。お前には「謙虚」という文字は無いのか?っと言いたくなってしまう。

全てにおいて明らかに完敗する「福山雅治」が現れたら、一体、どんな部分でマウンティングするのだろう???