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便利な世の中

便利な世の中

昭和20年代の生まれとしては、家電は壊れてから、買い替えるというのが当たり前だった。昔の家電は性能がとても良く、簡単には壊れなかったので、子供の頃、家にあったテレビも洗濯機も掃除機も10何年も持っていた記憶がある。

ところが数年前から洗濯機の調子がどうも良くない。洗濯の時にガタガタと振動が大きくなり、うるさすぎて、テレビの音も聞こえなくなった。

まずいっと思っていたら、力を使い果たしたのか、最近、又、静かになった。

知り合いの既婚者の女性に「洗濯機を20年使っているんだけど」と話したら

「えーーー!!20年も!!」っとビックリされたので「え?それって変?」っと逆に聞き返してしまった。

昔の家電と違い、今は3年から5年で買い替えるのが普通らしい。

壊れるまで使い続けようとすると危険な場合があって、彼女の家では長い間、使い続けていたドライヤーが火を噴いたと言っていた。私もパソコンを使っているから買った途端に古くなるという感覚はわかる。世の中の移り変わりは、特にインターネットの場合が変わりようが凄まじく、それは当然だと思っている。

でも家電に関しては10何年も耐用年数がある感覚が今でもあるのだ。

確かにファックスを買い替えた時に、随分、安っぽい造りになったと情けなく思った。でも軽量化されており、使うには便利で楽ではある。

そのオモチャみたいなファックスに驚かされたことがあった。

ある日、置いてある近くを通ったら、「インクリボンが少なくなっています」

と声がしたので「え!?何??」

きょろきょろと周りを見渡すとファックスが・・・。

取扱説明書を読まない私は、「こんなもんか」っと、いつも勘で操作している。

なのでファックスがご丁寧に、喋るとは夢にも思わなかった。

突然、話しかけられた時の驚きよう・・・何て凄いしくみなんだろう?

・・・猫が通っても教えてくれるのだろうか?泥棒が入った時に「お前は誰だ!!インクリボンがねぇーんだよ」くらいの事を言ってくれたら、もっと感動するのに~(^◇^)