関西に、いつ大地震がきても、おかしくない状況だそうだ。

占い師が神様の声に従って、大地震が来る月日まで、ハッキリ予言しているが、それだけの事がわかるのだったら、神様にお願いして、地震がくるのをとりやめてもらいたいと思う。

知り合いのなかには「その日は休暇をとって地方に避難する」と言う人まで出て来て、今、一番怖いのは地震ではないかと思う。

先日、私が住んでいる西京区で６弱の地震があった。丁度、その時、私は、呑気に煙草を吸っていた。

寝ていた息子が珍しく飛び起きて来て、「よく、まぁ、こんな時に呑気に煙草が吸えるもんだ～」っと呆れ顔。

その日は何度も余震があり、さすがの呑気な私も自分の命は自分で守らねばと思い、スーパーに「非常時セット」を買いに行った。

水、缶詰、ラジオ、着替え、薬、印鑑、通帳、懐中電灯。最低限必要な物を入れても頭の中には次々と必要なものが浮かんでくる。着替えも水も、もっとあった方がいいんじゃないかと、きりがない。

とりあえず、必要な物を全部、デイパックに入れた。そして、試しに背負ってみようとしたのだけれど、これが重たいのなんの～( ;∀;)

物凄い力で「う～ん」と唸らないと持ちあがらない。はずみをつけて、持ち上げようとしたら、そのまんま、前につんのめりそうになった。

まるで私はスズメのお宿で、大きなつづらを選んだ、欲張り婆さんになった気分だった。

荷物を減らさなければ、身軽に逃げられないと悟った私は、中に詰め込んだ食料を、その日から少しづつ、食べて、水を飲み、今では結局、残っているのはラジオと懐中電灯だけになってしまった。

やっぱり、「なるようになるさ～」の私には、準備万端と言う言葉とは縁が無いと実感している。