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肌を引っ張ってはダメ

肌を引っ張ってはダメ

加齢に伴い、お顔の形が段々シャープではなくなる方が殆どだ。

これは肌のハリが失われ、若い頃には強固だった結合組織が緩み、重力に逆らうことが出来ずにタルミが生じるからだ。

鏡を見て「たるんできた~」と感じる瞬間は本当に嫌なもの。夜のショーウインドーや、電車の窓に映し出された顔にがっかりした事は、ある年齢以上の方なら誰でも経験があるはず。

でも、そんながっかりした時にやってしまいがちなあることが、タルミを一層ひどくしてしまう。

それは鏡を見ながら「若い頃はこうだったよな!」などと、たるんだ皮膚を引っ張り持ちあげる動作だ。それをすると、形状記憶されて若い頃の自分に戻れる感覚に陥るけれど、決してそんなに甘いものじゃない。

皮膚は引っ張ると伸びる。毎日毎日引っ張っていると皮膚は伸びっ放しになる。

伸びてしまった皮膚は重力でぶら下がり、たるみが余計に酷くなってしまう。

又、肌をこするとシミが濃くなるだけでなく、タルミも酷くなる。

ではたるんだ皮膚はどうすれば目立たなくなるのだろう?まずは引っ張らない、こすらないことがタルミの進行を止める。又、肌の血行をよくし、リンパの流れをスムーズにすることがタルミ防止につながる。でも血行が良くなるからといってマッサージすることは勧められない。マッサージは肌をこする動作なのでシミをつくってしまう。マッサージしても良いのは顔ではなく、アゴの下からフェイスライン、耳、そこから下の首にかけてだ。

顔のツボをそっと押すのはOKだけれど押してよいツボも限られている。

決して頬骨の上は触らないように。頬骨の上は少しの刺激でもシミが出来やすいところ。いわゆる肝斑というシミ。

今、流行りのコロコロもシミを濃くするのでオススメ出来ない。

タルミ防止で手軽に出来る一番のオススメは「耳マッサージ」

つづく