先日、常連客の43歳の女性が「若い社員たちの行動が理解できない」と怒っていた。
次長職の彼女には20代の部下が何人かいて、感じが良い若者ばかりだと思っていた。
仕事をしているとトラブルも起きるものだが、それが発覚した時の彼らの対応が皆同じだと言っていた。
ある時、彼らの仕事のやり方に問題があると感じ、メールで「この件について説明してほしい」と連絡した。
しかし、全く返事がない。
何度もメールをしたのに、完全無視だった。
プライベートで約束したのに連絡がこなかったというならともかく、仕事に対して上司が疑問を持ったのに、それを無視するなんて、どういうことなのかと、私はビックリしてしまった。
私が会社員だった時代には考えられない。
そんな態度をとるなんて社会人として言語道断ではないかというと、彼女は、「それが今は平気になってるんです」とため息をついていた。
もちろん彼らはメールが苦手だったり、嫌いなタイプではない。
自分が得意な分野や興味のある事柄については、うるさくなるくらい、彼女のところにも何度も長文のメールを送ってくる。
なのに自分が明らかにまずい立場になると上司からのメールでさえ無視をする。
つまりそれが、仕事をしているうえで、どんな重要な意味があるかは関係なく、自分には興味がなく、内容も不愉快なので、ほったらかしにしているのだ。
つづく