お菓子を食べることでストレスを解消させようとする人は珍しくない。
私の周りでも夜、食事が終わったら必ずお菓子を食べるという人は多い。
安価でどこでも簡単に手に入るお菓子は手っ取り早く脳を満足させ、ストレスから解放してくれる「癒し」になる。でもそれは、まやかしの「癒し」だ。
その一袋がますます脳を暴走させ、お菓子への依存を強めてしまう。
イライラしている時や疲れた時はポテチや甘いものを食べると安心感が得られる脳内の快楽物質であるドーパミンが一気に放出されるからだ。けれども食べることでストレスを解消することは、かえってストレスを増大させる方法であることを私達は知る必要がある。
ドーパミンには強い依存性がある。即効性があり簡単に快楽を得られるような方法を覚えてしまうとストレスを負うたびに脳はその方法を求めてしまう。
ポテチやスナック菓子や甘いスイーツには血糖値を一気に上げてしまう作用がある。糖質を多く含む食品だからだ。
一気に上がった血糖値は今度は一気に下がってしまう。
低血糖の状態になるとイライラや不安感、疲労感、うつ状態などの精神状態が引き起こされてしまう。
ストレス解消で食べたお菓子がストレスを作りだしてしまう。そして再び脳はポテチを求めるようになる。
この負の連鎖はどこかで断ち切らなければいけない。
脳の暴走を食い止めるためには、まずお菓子類をやめること。