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鯛釣り

鯛釣り

天気予報は曇りから雨という最悪の状況の中、久しぶりの鯛釣りに出掛けた。

10年ほど前は釣り仲間と、色々な海に出撃したけれど、皆それぞれ家庭の都合で段々、集まる回数も減ってしまい、船釣りは本当に久しぶり。

京都縦貫道路が出来てから舞鶴までは劇的に早くなった。

出航が10時半だと聞いていたので7時半に市内を出たら9時頃には着いてしまった。

海に来ると退屈なんて文字は全くなく、ただボゥ~っとしているだけで癒される。時刻通り、出航し、1時間程で冠島付近で竿を出すことに。

以前、75センチの鯛を釣り上げた時は、餌つけも、仕掛けも全て相棒にしてもらい、私は只、竿を出すだけだった。ところが、相棒は寒さと船酔いのせいか、途中でダウンしてしまい、キャビンの中で寝てしまっていた。

体調の悪い相棒の分まで釣らねばと、大嫌いな餌つけも、おまつり(糸が絡むこと)も全て自分でやった。やりゃ~出来るじゃんと自分を褒めながら。

竿を放り込んで、棚を合わせて、待つこと5分。何の反応も無ければ、竿を上げて、又、天秤と餌つけをする・・・この繰り返しを何度かしていると、強烈に引きがあり、船長さんもタモを持ってやってきた。

「これは青物やで~でかいでぇ~」

「青物より鯛を釣りたい!」

「贅沢言うたらあかん、坊主よりマシやでぇ~」

青物なんて鯵くらいしか釣ったことの無い私は一体、デカい青物とは何だろうと興味津々で糸を船長さんに任せて見ていた。

タモで引き上げられた青物は海で初めて出会ったブリであった!!

体長82センチほどのブリを釣り上げた私は疲れも吹っ飛び、仕事では見せない真剣な顔で、それからもイサキ、鯛、名前のわからない煮つけにしたら旨いらしい、きらびやかな魚を釣り上げた。

相棒も途中から復活し、鯛やイサキを何杯も釣りあげており~ホッ(^◇^)

船釣りは体力勝負で過酷だけれど、釣り上げた魚達を見ていると、疲れも吹っ飛ぶというもの。

さぁ~次は、なに狙いで行こうかな???