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恥じらい

恥じらい

世の中で使われなくなって、やがて「死語」になる言葉がある。

私は、将来、真っ先に辞書から無くなる言葉は「恥じらい」ではないかと思えてならない。

最近、電車に乗ると、よく若い女性からパンツを見せられる。

座席に座って、ふと前を見ると、そこに座っている若い女性のオマタが開いているので見るつもりじゃなくても見えてしまう。男性であれば「超ラッキー!!」

だろうけれど、おばちゃんが、そんなものを見せられても目のやり場に困るだけ。

駅の階段で耳が痛くなるほどの大声で笑いながら、女子高生達が私を追い越して行く。ふと前を見ると彼女達のスカートの中は丸見えだったけれど、中に黒いスパッツを穿いていた。「なーーるほど、あれなら安心」っと謎が解けた。

あれなら、ショートパンツの上に短いスカートを重ね穿きする感覚だから、見えたとしても平気だ。

ところが電車の中でパンツを見せられたのは高校生ではなく、20代の女子大生か、OLといった年齢の女性。思わず、怒るよりも「あんたら、大丈夫か?」っと心配になってくる。それに電車に乗って爆睡している姿も凄い。

うつむいているのなら、ともかく、天を仰いで、大口を開けて寝ている女性もいる。こういう姿を見ると「親や、彼氏はどう思うんだろ?」っとため息が出て来る。そういう女性は全身の力が抜けているから膝の力もゆるんで、段々、脚が開いてくる。

その姿に驚くのは彼女達が目を覚まして、膝が開いていた現実に全く動揺しないこと。普通「わっ、どうしよう??」と動揺しそうなものなのに、それどころか、大あくびをして平気な顔してバッグから鏡を取り出し、化粧直しをする輩もいた。

「恥じらい」が死語にならないように、ミニスカートを穿いた時は、しっかり膝頭をくっつけて頂きたいと願っている。