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餅は餅屋

餅は餅屋

昨年くらいからだろうか?ビューティワールドで「歯のホワイトニング」がとても注目を浴びていた。

私は全く興味が無いので素通りしていたけれど、最近、チラチラ、エステサロンで新メニューとして宣伝しているのを見るようになった。

確かに歯が真っ白な人って口元が爽やかで、清潔感を感じる。

でもさ、口元が清潔感溢れるのに素肌が汚かったらどうよ??

シミだらけ、砂漠状態の素肌であっても歯が白かったら、それでけで本人は満足なのだろうか?

先日、歯医者に定期健診で行った時にホワイトニングについて聞いてみた。

歯医者で行うホワイトニングはマウスを作り、自宅で専用のジェルを塗り、ほぼ1週間位で効果が出るのだそう。いわゆるセルフホワイトニング

それが又、2か月位すると元の色に戻るので、再度、ジェルを塗布する繰り返しで必要なのはジェルのみ。

一方、今、強烈に宣伝をしてるのはLEDライトを照射する方法。

これが一体幾らするのか?わからないけれど、いづれにしろ、後のケアはセルフらしい。

エステサロンはライバルが美容外科やクリニックではないと言う認識の元に、オンリーワンを目指しているのに、今度はライバルが歯医者????

どこまで領域を広げれば気が済むのだろうか?
そんな、わけのわからぬホワイトニングに労力と資金を注ぎ込むのなら、何故、本来のフェイシャルエステに力を注がないのか?

私には全く理解出来ない世界。

「餅は餅屋」と言う言葉があるように、専門外の事は専門職に任せれば良いのに何故、領域を広めて、中途半場な知識で市場を広げようとするのか?

この業界に長く居れば居るほど、不可思議な業界だと思ってしまう。