ブログ一覧

ふんどし爺さんⅡ

ふんどし爺さんⅡ

陽が落ちるのが早くなり、慌てて早足で帰ろうとした時、家の近所で「ふんどし爺さん」を発見してしまった。 その爺さんは、ふんどし一丁で空を見上げながら「寒くなってきたもんだなぁ」っと変に感動していた。 私は見るつもりはなかっ…続きを読む


ふんどし爺さん

ふんどし爺さん

近頃、本当に陽が落ちるのが早くなった。夜、外を出歩くのが嫌いな私は、陽が落ちてくると早く家に帰らなければと強迫観念にかられてしまう。 だから冬の夕方になると自然に早足になるのである。 先日も、陽が落ちて肌寒くなったなかを…続きを読む


母の旅立ち

母の旅立ち

11月26日、12時37分、母が旅立った。101歳だった。 今月13日のDrPURの研修に向かうJRの電車内で「母、危篤」の電話があり、戻るか、戻るまいか考えた結果、101歳の長生きDNAがそんな簡単に終わるわけがないと…続きを読む


洋式トイレ

洋式トイレ

私は小学生の時に父親の仕事の都合で何度も引っ越しをした。 父親が引っ越し魔だったわけではなく、公務員だったので一年に一度、必ず3月には官舎に引っ越すことになっていた。 官舎というのは大体、古い建物が多かったのだが、小4の…続きを読む


ヘアスタイルⅡ

ヘアスタイルⅡ

髪の毛を釣り竿にして男の子を釣ろうとするのをやめた私は20代半ばに、ある人体実験をしたことがある。 髪の毛をだんだん短く切っていき、どの辺の長さに一番、男性の視線が集まるか、試してみたのである。あまりに長いのもダメで、一…続きを読む


ヘアスタイル1

ヘアスタイル1

若い女の子が10人集まれば、そのなかで髪の長い子は9人いるというくらい、彼女達の間では以前、長い髪の人気が根強い。 ああいう長い髪が徒党を組んでいると単に「男をひっかける技術集団」が歩いているという感じがしていた。 個性…続きを読む


美形Ⅱ

美形Ⅱ

憧れのO君が卒業してしまい、女の子達は皆、胸にぽっかりと穴があいたようだった。同じクラスの男の子、二十二人をもってしても、彼ひとりの魅力にはかなわなかったのだ。 彼が女の子と付き合うということを想像するだけでもいてもたっ…続きを読む


美形

美形

学生時代、一学年上にOという名前のとてつもなくハンサムな先輩がいた。 背が高くて勉強がよく出来て、スポーツも万能。 彼が歩くと、まるでハーメルンの笛吹き男のあとを追うねずみのように、女の子がぞろぞろくっついていた。 彼女…続きを読む